宿坊を予約する

TOP>身延山 観光ガイド

身延山 観光ガイド

紅葉に染まる菩提梯の入口(三門から本堂へ続く287段の石段)
紅葉に染まる菩提梯の入口(三門から本堂へ続く287段の石段)

山梨県身延町の身延山(みのぶさん)は、日蓮宗の総本山・身延山久遠寺(くおんじ)がある山です。宿坊(しゅくぼう)に泊まって、朝のお勤めから始まる1日を過ごしてみませんか。

身延でしたい4つのこと

これからの身延山 — 周辺のイベント

1. まずはお開帳を申し込む — 祖師堂で日蓮聖人のお姿を拝む

日蓮聖人をまつる祖師堂(棲神閣)。お開帳はこのお堂で受けます
日蓮聖人をまつる祖師堂(棲神閣)。お開帳はこのお堂で受けます

身延山に着いたら、まず総受付の「報恩閣(ほうおんかく)」でお開帳を申し込みましょう。

「お開帳」とは、お堂の厨子(ずし)の中にまつられているお像を拝むことです。身延山では、日蓮聖人をまつる祖師堂(棲神閣・せいしんかく)の大宮殿(だいくうでん)の扉を開き、日蓮聖人のお姿とお顔を特別に拝ませていただけます。 ふだんは扉が閉じているので、申し込んだ人だけが拝める参拝です。

項目 内容
場所 祖師堂(棲神閣) Googleマップ ↗
申し込み 総受付「報恩閣」の窓口 Googleマップ ↗
受付時間 午前5時〜午後4時20分
所要時間 約15分
志納料 お一人 2,000円(日蓮宗寺院は1,000円)
予約 要りません(法要中など、受けられない時間帯があります)

(身延山久遠寺 公式サイト「お開帳・回向・祈願・特別法要」「よくある質問」による)

お開帳の流れ

  1. 報恩閣へ行く — 身延山の総受付です(報恩閣の地図 ↗)。祖師堂のすぐ隣にあります。菩提梯を上るか、斜行エレベーターで境内に上がります。
  2. 窓口で申し込む — 「お開帳をお願いします」と伝え、志納料を納めます。予約は要りません。
  3. 祖師堂へ — 案内に従って祖師堂に入ります。
  4. お姿を拝む — 大宮殿の扉が開かれ、日蓮聖人のお姿を拝みます(約15分)。
  5. 境内をめぐる — お開帳のあとは、本堂・五重塔・御真骨堂などを回りましょう。

なぜ「最初に」なのか

身延山は、日蓮聖人が晩年を過ごし、お墓もある場所です。着いたらまず聖人にごあいさつをしてから、滞在を始めるのがおすすめです。窓口の受付は午後4時20分までなので、宿坊にチェックインする前、到着した日の午後に受けるのがちょうどよい時間です。

法要や行事の日は受けられない時間帯があります。最新の情報は お開帳・回向・祈願(身延山久遠寺) をご確認ください。

2. 早朝、朝のお勤めに参列する

夜明け前の久遠寺本堂。一般の参列者は祭壇前の空いている場所に座ります
夜明け前の久遠寺本堂。一般の参列者は祭壇前の空いている場所に座ります

身延山に泊まったら、ぜひ早起きをして久遠寺の朝のお勤め(朝勤・あさごん)に参列してください。毎朝、久遠寺の本堂で、数十人の僧侶がそろってお経を読みます。どなたでも参列でき、無料・予約不要です。

項目 内容
始まる時刻 4月〜9月は午前5時30分 / 10月〜3月は午前6時
場所 身延山久遠寺 本堂 Googleマップ ↗
所要時間 約45〜60分
料金・予約 無料・予約は要りません
宿坊からの道のり 松井坊・端場坊から徒歩約5分、志摩房から徒歩約12分
本堂に並ぶ僧侶・大太鼓を打つ僧侶・お勤めを導く導師の座本堂に並ぶ僧侶・大太鼓を打つ僧侶・お勤めを導く導師の座本堂に並ぶ僧侶・大太鼓を打つ僧侶・お勤めを導く導師の座
本堂に並ぶ僧侶・大太鼓を打つ僧侶・お勤めを導く導師の座

朝のお勤めの流れ

  1. 大鐘が鳴る(始まる約30分前) — 山内に朝を告げる大鐘が鳴ります。寛永元年(1624年)に造られた鐘で、僧侶が綱につかまり、体を地面と平行にするほど反らせて撞きます。宿坊にいても聞こえるので、これを合図に支度をして本堂へ向かいます。
  2. 本堂に入って座る — 正面の入口から入り、祭壇の前の空いている場所に座ります。正座やあぐらのほか、椅子も用意されています。
  3. 読経と大太鼓 — 数十人の僧侶の読経が始まります。2人の僧侶が打つ大太鼓の音は、体の奥まで響くほどの迫力です。お経は、開経偈(かいきょうげ)に始まり、法華経の方便品・如来寿量品を読み、お題目「南無妙法蓮華経」を唱えます。
  4. 祈りと法話 — 導師による祈りと法話のあと、四弘誓願(しぐせいがん)を唱えて終わります。
  5. 終わったあと — 隣の祖師堂にもお参りできます。人の少ない朝の境内を歩き、菩提梯や五重塔を見て回るのもおすすめです。

(時刻と流れは、観光庁「地域観光資源の多言語解説文データベース」と身延山久遠寺 公式サイトによる)

参列のコツ

  • 服装 — 夜明け前の本堂は、夏でもひんやりします。上着を1枚持っていくと安心です。長時間座るので、動きやすい服がおすすめです。
  • 席 — 正座が苦手な方は椅子を使えます。初めての方は、後ろの方の席から様子を見るとよいでしょう。
  • マナー — お勤めの最中は私語を控え、静かに参列しましょう。写真撮影は、現地の案内に従ってください。
  • 初めてでも大丈夫 — お経が読めなくても、座って聞いているだけで参列できます。宿坊によっては、住職が本堂まで案内してくれます。

宿坊に泊まるからこそ参列できる

朝のお勤めは夜明けとともに始まるので、日帰りで参列するのは簡単ではありません。身延山の宿坊に泊まれば、大鐘の音を聞いてから歩いて本堂へ向かえます。 宿坊によっては、夕方に宿坊の本堂でのお勤めや法話もあります。

時刻は季節や行事の日で変わることがあります。最新の情報は 身延山久遠寺「勤行時間」 をご確認ください。

3. 奥之院から富士山を望む — ロープウェイで身延山の山頂へ

奥之院から望む冬の富士山
奥之院から望む冬の富士山

身延山の山頂には、奥之院思親閣(おくのいん ししんかく) があります。日蓮聖人が故郷のご両親を思って祈った場所と伝えられています。

山頂へは身延山ロープウェイで上れます。高低差は763メートルで、約7分で山頂に着きます。晴れた日には、山頂から富士山・駿河湾・八ヶ岳まで見渡せます。山頂駅には食堂「身延庵」と売店があります。

おすすめの時間 — 富士山がよく見えるのは、空気の澄んだ晴れの日の午前中です。冬は雪をかぶった富士山を望めます。朝のお勤めに参列したあと、朝食をとってからロープウェイで上ると、1日をむだなく使えます。

新緑の中を上る身延山ロープウェイ
新緑の中を上る身延山ロープウェイ

4. 門前町でゆばを味わう — 身延で食べる・買う

久遠寺へ続く門前町の通り
久遠寺へ続く門前町の通り

久遠寺の総門から三門までの通りが門前町です。参拝者向けの食事処やお土産店が並んでいます。

名物のゆばと身延まんじゅう

身延の生ゆば・身延まんじゅう身延の生ゆば・身延まんじゅう
身延の生ゆば・身延まんじゅう
  • ゆば — 身延を代表する名物です。精進料理の一品のほか、ゆば丼などでも味わえます。
  • 身延まんじゅう — 門前町や身延駅前の菓子店で買えます。お土産に人気です。

食事処 — 郷土料理の食堂からカフェ・甘味処まで

港屋食堂のほうとう・玉川楼のうな重・農Café Zencho の豆のカレー・蓮華庵の和の甘味港屋食堂のほうとう・玉川楼のうな重・農Café Zencho の豆のカレー・蓮華庵の和の甘味港屋食堂のほうとう・玉川楼のうな重・農Café Zencho の豆のカレー・蓮華庵の和の甘味港屋食堂のほうとう・玉川楼のうな重・農Café Zencho の豆のカレー・蓮華庵の和の甘味
港屋食堂のほうとう・玉川楼のうな重・農Café Zencho の豆のカレー・蓮華庵の和の甘味

門前町とロープウェイの山頂には、ほうとうやしいたけ丼などの郷土料理の食堂、うな重の食事処、古民家のカフェ、甘味処まで、雰囲気の違うお店が集まっています。町のお店は昼の時間帯を中心に営業しているところが多いので、朝食と夕食は宿坊で、昼は町のお店で、という過ごし方がおすすめです。

食事スポット9店を写真で見る(料理・雰囲気・営業時間・価格)

このほか、身延の名物のゆばを味わうなら、ゆばの工場に併設された「清流(みのぶ ゆばの里)」もあります。地図 ↗

営業日・営業時間はお店によって違い、変わることもあります。お出かけ前に各店にご確認ください。

アニメ『ゆるキャン△』の舞台として

身延町は、アニメ『ゆるキャン△』に登場する場所が多い町としても知られています。作中に出てくる身延駅や身延まんじゅうを目当てに訪れる人もいます。

身延山久遠寺の回り方 — 菩提梯287段と斜行エレベーター

久遠寺の三門
久遠寺の三門

鎌倉時代の文永11年(1274年)に日蓮聖人が入山し、弘安4年(1281年)に「身延山妙法華院久遠寺」と名付けました。境内のまわりには、参拝者が泊まる宿坊と門前町が並んでいます。

参拝の入口は三門(さんもん)です。三門をくぐると、本堂へまっすぐ上る石段菩提梯(ぼだいてい)が現れます。287段あり、「南無妙法蓮華経」の7文字にちなんで7つの区画に分かれています。急な石段なので、歩きやすい靴で上ってください。

菩提梯・本堂・祖師堂菩提梯・本堂・祖師堂菩提梯・本堂・祖師堂
菩提梯・本堂・祖師堂

石段を使わずに上る場合は、斜行エレベーターを使います。 西側の「せいしん駐車場」から本堂の脇まで上れます。利用は無料です(浄財箱があります)。

石段を上りきった先が境内の中心です。

  • 本堂 — 昭和60年(1985年)に再建された大きなお堂です(間口32メートル・奥行51メートル)。
  • 祖師堂 — 日蓮聖人をまつるお堂です。明治14年(1881年)に移築・再建されました。
  • 五重塔 — 明治8年の大火で焼けたあと、平成21年(2009年)に134年ぶりに再建されました。
  • 御真骨堂 — 日蓮聖人の遺骨をおさめる白い八角堂です。
  • 御廟所(ごびょうしょ) — 日蓮聖人のお墓と、聖人が暮らした草庵の跡です。本堂から西谷参道を歩いて約15分です。
御朱印
御朱印

朝のお勤めについては 上の「2. 早朝、朝のお勤めに参列する」 をご覧ください。御朱印 は総受付の「報恩閣(ほうおんかく)」で受け付けています。窓口の受付時間は午前5時から午後4時20分です(身延山久遠寺 公式サイトによる)。

最新の情報は 身延山久遠寺 公式サイト をご確認ください。久遠寺の地図 ↗

七面山 — 富士山から昇るご来光

七面山から見るご来光と富士山・敬慎院の門から見る富士山・敬慎院七面山から見るご来光と富士山・敬慎院の門から見る富士山・敬慎院七面山から見るご来光と富士山・敬慎院の門から見る富士山・敬慎院
七面山から見るご来光と富士山・敬慎院の門から見る富士山・敬慎院

七面山(しちめんざん) は、身延山の西にそびえる標高1,982メートルの山です。山頂近くには、身延山を守る七面大明神をまつる敬慎院(けいしんいん) があります。

  • 表参道の登山口は早川町の羽衣(はごろも)です。敬慎院までは4〜5時間かかります(身延山久遠寺 公式サイトによる)。登山の服装と装備でお出かけください。
  • 敬慎院は宿泊もできます(電話での予約が必要です)。
  • 七面山は富士山のほぼ真西にあります。春分・秋分の前後には、富士山の山頂から朝日が昇る「ダイヤモンド富士」 が見られます。

身延山の宿坊に泊まって体を休め、翌朝早くに登山口へ向かう人も多くいます。登山の詳しい情報は 七面山登詣案内(身延山久遠寺) をご覧ください。

四季の身延山 — しだれ桜と紅葉の見頃

春 — 樹齢400年のしだれ桜(例年3月下旬〜4月上旬)

境内のしだれ桜
境内のしだれ桜

久遠寺の境内には、樹齢400年を超えるしだれ桜が2本あります。1本は祖師堂の前、もう1本は客殿の前にあります。見頃は例年3月下旬から4月上旬です(富士の国やまなし観光ネットによる)。

桜の季節は、周辺の道路で交通規制が行われることがあります。宿坊に泊まれば、車の混雑が始まる前の早朝に境内を歩けます。

秋 — 紅葉(例年11月中旬〜下旬)

身延山の紅葉は、例年11月中旬から下旬に見頃を迎えます。三門のまわりや御廟所の周辺、ロープウェイから見下ろす山肌が赤や黄色に染まります。このページの冒頭の写真は、紅葉に染まる菩提梯の入口です。

冬 — 静かな山内

冬は参拝者が少なく、山内がいちばん静かな季節です。晴れた日には奥之院から雪をかぶった富士山が見えます(3. 奥之院から富士山を望む)。

年間行事

身延山久遠寺では、10月の御会式(万燈行列)、2月の節分会、5月の千部会、6月の開創会など、一年を通じて行事が行われます。日程と宿坊からの距離は 身延山・身延町のイベント にまとめています。

宿坊に泊まる1泊2日のモデルコース

宿坊に泊まるから楽しめる、身延山の過ごし方の一例です。

1日目

  1. 午後 — 身延駅からバスで身延山へ。まず報恩閣でお開帳を申し込み、祖師堂で日蓮聖人のお姿を拝む(受付は午後4時20分まで)。
  2. 夕方 — 門前町を歩き、お土産店をのぞいてから宿坊にチェックイン。
  3. 夜 — 宿坊で過ごす。夜の山内は静かです。

2日目

  1. 早朝 — 久遠寺本堂の朝のお勤め(5時30分ごろから。10月〜3月は6時ごろから)に参列する。
  2. 朝 — 人の少ない境内を歩き、菩提梯・五重塔・御廟所を回る。
  3. 午前 — ロープウェイで山頂の奥之院へ。晴れていれば富士山を望む。
  4. 昼 — 山頂食堂や門前町でゆば料理のランチ。

体力に自信がある方は、2日目の早朝に七面山へ向かい、敬慎院に泊まってご来光を拝むコースもあります。

周辺にも足を延ばす

  • 下部温泉郷 — 身延町内の温泉地です。地図 ↗
  • 本栖湖 — 富士五湖のひとつで、身延町にあります。地図 ↗
  • みのぶ ゆばの里 — ゆばの製造と販売・食事の施設です。地図 ↗
  • 富士川クラフトパーク — 身延町の大きな公園です。地図 ↗

町全体の観光情報は 身延町観光情報サイト「みのラブ」 にもまとまっています。

アクセス

  • 電車・バス — JR身延線の身延駅で降り、路線バス「身延山行き」で終点「身延山」へ(約15分)。新宿・静岡・甲府からの高速バスもあります。
  • 車 — 中部横断自動車道の身延山ICから身延山へ向かいます。桜や紅葉の季節の休日は道路が混み、交通規制が行われることがあります。

駐車場は、久遠寺の西側に「せいしん駐車場」(有料・斜行エレベーターの乗り場)、東側に「甘露門下駐車場」(無料)があります(身延山久遠寺 公式サイトによる)。

身延山の宿坊に泊まる

お寺ステイでは、身延山にある3つの宿坊をご案内しています。どの宿坊からも、久遠寺の朝のお勤めに歩いて参列できます。

掲載内容は2026年9月28日時点の情報です。営業時間・料金・行事の日程は変わることがあります。お出かけ前に各公式サイトでご確認ください。