
国昌寺と宿坊「Temple Hotel 国昌寺」について
国昌寺は、1600年に創建された日蓮宗の歴史あるお寺で、対馬の厳原町の中心部に佇み、地元の人々に親しまれてきました。国昌寺は対馬で唯一の日蓮宗のお寺であるものの対馬の他のお寺同様、檀家が少なくなっており、その維持に苦慮していました。地域の方々のよりどころである寺文化を絶やさず、文化の維持を図る施策として、檀家のお布施以外の収益源を得るために、宿坊を立ち上げることを決意しました。寺文化に興味を持つ国内外の観光客に宿泊してもらう施設として活用することで、対馬の文化、寺社の文化についてより深く興味関心を持ってもらい、満足度を高めます。対馬を舞台としたオンラインゲーム『Ghost of Tsushima』とインバウンド顧客
通常の旅行客に加え、新たな顧客層として着目されているのが、全世界で累計1,300万本以上を売り上げたPlayStationゲーム『Ghost of Tsushima』(ゴースト・オブ・ツシマ)の集客効果です。対馬を舞台にした美しい世界観と歴史的背景により世界的な支持を獲得しているゲームです。対馬への関心が高まり、ゲームの聖地巡礼を目的としたファンの旅行客が増えています。観光産業に新たな層を受け入れながら、対馬は“デジタル起点の観光地”としても新たな展開を見せています。<宿泊プラン>
守護神・加藤清正公に祈祷をする場である守護神堂とその周辺敷地に新たに建設した宿泊棟からなる1日1組限定の宿坊です。「Temple Hotel 国昌寺」では、滞在中に朝のお勤めや写経、御朱印体験をご提供いたします。- 素泊まりプラン:最もスタンダードな素泊まりプラン。
- 朝食付きプラン:お食事は住職自ら調理いたします。食材は地域の食材をふんだんに使用し、季節のお野菜、お料理をご提供するプラン。

施設概要
- 施設名:Temple Hotel 国昌寺
- 所在地:長崎県対馬市厳原町大手橋1128
- アクセス:対馬空港より車で約20分/厳原港から車で約5分
- 料金:時期によって変動するため、詳細はWebサイトをご確認ください
対馬の魅力を発信する“住職クリエイター” の挑戦!
国昌寺の住職 作元 功照氏は、住職の傍ら、Webデザインや動画制作、ドローン撮影なども手がけるフリーランスクリエイターでもあります。2019年より対馬において、ドローンとWebを用いた事業「Shima.lab」を展開し、対馬の絶景や文化を発信しています。少子高齢化や人口減少に直面する対馬の未来に危機感を抱き、地域の魅力を伝えるプロジェクトを継続しています。観光ガイドとしても活動し、対馬観光物産協会に所属。国内外の観光客に向けて、歴史や文化の魅力を伝える案内役としても活躍しています。■Shima.labサイト:https://www.tsu-shimalab.com/コメント:住職 作元 功照氏
今回の宿坊開業は、「もっと若い人や海外の方にも対馬を知ってほしい」という思いから始めました。国昌寺は、古くから信仰を集めてきた地であり、自然に囲まれた場所です。今回の取り組みを通じて、訪れる皆さまに心あたたまるお時間をお過ごしいただけるよう、日々のおもてなしと修行体験に心を込めてまいります。忙しない日常の中で、自分自身と向き合うひとときを、この宿坊で体験していただけたら嬉しく思います。