第11回 東京朝ZEN活部が開催されました(ゲスト:精進料理研究家 麻生怜菜さん)

東京朝ZEN活部 お寺ステイ OTERASTAY 麻生怜菜 精進料理 あそれい

都内某所にて、東京朝ZEN活部が開催されました。雨脚が強くなる肌寒い天気にもかかわらず、参加くださった皆さまいかがでしたでしょうか?これなかった方のためにも、当日の雰囲気をお伝えします!

◆ ゲスト:精進料理研究家 麻生 怜菜​さん

東京朝ZEN活部 お寺ステイ OTERASTAY 麻生怜菜 精進料理 あそれい 会社員のときは「1日3食はコンビニでだいじょうぶだった」食生活から、お寺へ嫁いだことを機に、現在精進料理研究家としてご活躍されている麻生さん。
精進料理が今日の “野菜・穀物・海藻などを使う料理” という定義になった生い立ちや、精進料理に垣間見る “禅” の作法など、非常に詳しく教えてくださいました。とくに「五法・五味・五色」というワードは今日から取り入れられそうなキーワードでしたね。

また自分自身の体調・ライフスタイルに合わせた3タイプの食生活の提案には、誰もが食い入るように聴き入る姿も。

実際に、主宰されているお料理教室は数ヶ月先まで満席!しかも平日と週末で客層がすっかり異なるのだとか。平日受講するご年配の奥様たちには〈老夫婦用にスッキリ食べれるお料理〉を、休日受講生であるキャリアウーマンのお母さんたちには〈週末にだけできるデトックス料理〉を求められるそう。それだけ年代問わず、「いま」精進料理の要素を取り入れたライフスタイルが求められている、ということの表れなのでしょう。

・麻生怜菜さんオフィシャルブログ
【開催報告】お寺で朝活イベント。禅の食事でセルフコントロールお話させていただきました^^

あそれい精進料理教室

◆ 住職さんの〈今日の禅語〉

東京朝ZEN活部 お寺ステイ OTERASTAY 麻生怜菜 精進料理 あそれい 「なによりも発想の転換、つまるところ、生きがいである “人の役に立つために” という発想に転換させることが大切」

その時代によって “利用されてしまう” 側面を持つ宗教には、過去にはお盆にお坊さんが御経を読みに各家々を回ることすら伴天連(ばてれん、キリシタンを指す)を見つけだすためのスパイ活動だったなんという過去も。

また日本の仏教、特に禅宗は、他を排除する傾向が薄いのだとか。学ぶ姿勢のある人への門戸が開かれていること、それこそが外国人に人気となった一因でもあります。
しかしながら、宗教性のないことが特徴のひとつの「マインドフルネス」が隆盛する昨今において、衣食住の全生活構成要素が禅宗によって成り立つ日本での広がりに矛盾があると、分析。

欲深い人間になることが一概に悪いわけではなく、生きることへの生きがいである “人の役に立つこと” という発想に結びつけることができるように、日々発想の転換をつづけることが大切になるのです。それがつまりは無欲・自然体、という禅が提唱する理想体へと繋がっていくのです。


さて、次回開催は【 4月25日(火) 】を予定しています。ゲストにつきましても決定し次第ご連絡させていただきます。そろそろ春めいてきますので、皆さまご参加ください!

・Meetup
https://www.meetup.com/ja-JP/OTERASTAY/

・Peatix
http://oterastay.peatix.com/view