正伝寺について

正伝寺

正伝寺は1602年、第百七代天皇が晩年を過ごした庵です。
 
その後起源、この庵は日本の仏教の13宗派の中の大宗派である
日蓮宗の江戸出張所となり、今も使われる名称の「松流山正伝寺」として
正式に寺院になりました。
 
正伝寺の守護神は、毘沙門天王です。
そもそも毘沙門天王は、仏教を守護する神様の中で
最強と言われる「四天王」の神様の一人です。
 
毘沙門天王は、もともとはインドの神様でありながら、
日本独自の信仰である「七福神」の一つになるほど庶民に人気の神様でした。

人々からは、とても多くのご利益がある神様として祀られました。

江戸名所図会

1830年代に江戸の名所と庶民の生活を描いた「江戸名所図会」です。

この図会にも正伝寺の当時の賑わいぶりが記されています。図絵には、運気が上がる古い暦上の「寅の日」(The day of the tiger)に正伝寺をお参りする庶民の姿が描かれています。

正伝寺では、現在でも正月・五月・九月の「初寅の日」(The first day of the tiger)に、毘沙門堂において御開帳と御祈祷が行われます。

御朱印

正伝寺の御朱印には毘沙門天様が描かれています。

ここ正伝寺には、日蓮宗の高僧から、同宗派の由緒ある毘沙門天王像の一つが贈られました。

そのため、正伝寺は「江戸三大毘沙門」の一角として数えられ、多くの庶民の信仰を集めました。

毘沙門天王様は戦国時代に名を馳せた武将たちにより「勝運の神様」として、深く崇められていました。戦国時代が終わり江戸期に入ってからは、商売繁盛や、金運財運を向上する福の神として信仰されるようになりました。 

守護獣

毘沙門堂を守る守護獣は「虎(寅)」です。「狛犬」が一般的であるため珍しいです。

毘沙門天様のご利益
・商売繫盛
・金運財運向上
・武運長久・勝運・開運長久
・厄除開運