観音院について

「ぐんま名所百選の一」
桐生:日限地蔵尊 観音院(通称「おじぞうさま」)

毎月二十四日は賑やかなお地蔵様のご縁日でございます。縁日以外の日も御堂から参拝人のたむける線香の煙がたえることなく、毎日御祈祷が行われ、多くの人々の信仰を集めています。

緑豊かな境内は、季節ごとに色を変え、参拝にいらっしゃる方々をお迎えいたします。

どうぞお出かけください。

寺号諏訪山観音院能満寺
宗派真言宗豊山派
本尊聖観世音菩薩
真言おんあろりきゃそわか
開基岩崎彦右衛
開創正保元年(1644年)
御詠歌もろびとの ねがいをしかと のうまんの ふかきちかいに たえぬこうえん

由来

昔大きな機屋があって、大勢の奉公人は夜も遅くまで夜なべ仕事をしていた。この機屋の窓辺に毎晩大入道が出るので、気味悪がって家中の騒ぎとなった。ある晩鉄砲で撃った。確かな手ごたえがあったので、さっそく行ってみると影も形もなかった。すっかり肝をひやした家人はろくろく寝ずに夜明けを待って調べてみると、土に点々と血の流れた跡があり、その跡をつけて行くと観音院の庭で消えてしまった。

ある夜この家の主人の夢まくらにお地蔵様が現れ「わたしが毎夜そなたの家の外に立っているのは、そなたの家を守護するためだ。わたしは野天に立っているため衆人の信仰もない。大勢の人々を守護するためお堂を建ててほしい。その時は何日なりと日を限って願かけをすれば必ず願望をかなえよう。」とお告げがあった。主人はさっそく村人にこの話をして、大勢の人の浄財により今のところへお堂を移して盛んな法要と祈願をした。不思議にもお地蔵様の肩には鉄砲玉の跡が残っているという。日限地蔵尊のご利益は真摯な信仰によってだれでも得られる。

御朱印

毎月二十四日に行われる縁日では、
縁日当日しか求めることのできない
限定の風雅御朱印をいただくことができます。
この御朱印を求め、当日は多くの人で賑わいます。
また、錫杖(しゃくじょう)や宝珠(ほうじゅ)が
デザインされたオリジナルの御朱印帳があり、
全4種類の中からお選びいただくことができます。