『お寺ステイ』を運営する株式会社シェアウィングと日限地蔵尊 観音院(所在地:群馬県桐生市、住職:月門快 憲)は、10月1日に地域活性の起点としての宿坊(宿泊施設)「Temple Hotel観音院(テンプルホテル観音 院)」をオープンしました。
プレオープンイベントには桐生市長の荒木恵司氏らをゲストにお招きし、テープカットセ レモニーも開催しました。
約350年の伝統と、新しいものづくりとが融合した「Temple Hotel観音院」を皮切りに観音院を中心とし た地域活性ソーシャルイノベーションにご期待ください。
■「Temple Hotel観音院」 オープンの背景 桐生市は、かつては「西の西陣、東の桐生」と称されるなど、奈良時代から約1,300年の歴史を持つ絹織 物産地として栄えました。しかし、自由貿易の煽りを受けた近年は産業衰退が著しく、その影響から群馬 県内で最も少子高齢化率が高く街の活力が低迷しています。一方で、ものづくりのDNAともいうべき桐生 の風土に誘われるように、若者の移住や起業など変化の兆しが少しずつ現れており、伝統的な織物文化や 桐生の歴史によるポテンシャルが今花開こうとしています。
来年、東京オリンピックパラリンピックが開催され、国内最大級の観光キャンペーンである群馬デス ティネーションキャンペーンが開催される今こそ、そのポテンシャルを発揮し、観光によるまちづくりを 推進することで、桐生のブランド力を高めるチャンスであると考えます。そこで、”Temple Hotel観音院”が 宿泊の拠点となり、観音院がシェアウィング及び地域のソーシャルイノベーターと連携する地域のハブと なり、桐生の魅力を多くの人へ届けることで関係人口の創出を目指します。
■「Temple Hotel観音院」 について 宿坊には2つのタイプの居室を用意しました。それぞれ「織の 間」「染の間」と名付けられた客室内のコーディネートは、桐生 の暮らしとまちをつなぐ活動を続けるグループ“small”が担当。 TEXTILE & CRAFTをテーマに、ものづくり精神が息づく桐生の 最旬ブランドやクリエイターとのコラボレーションを実現しまし た。 ・織の間 平米数:30.6m2 2名様料金:24,000円〜(1名増えるごとに6000円追加、定員12名) 設備:プライベートバスルーム(露天風呂付き)各種アメニ ティ、セーフティボックス、コートハンガー、バスタオル、 フェイスタオル、ヘアドライヤー
・染の間 平米数:28.2m2 2名様料金:14,000円〜(1名増えるごとに6000円追加、定員3 名) 設備:プライベートバスルーム、各種アメニティ、セーフティ ボックス、コートハンガー、バスタオル、フェイスタオル、ヘアドライヤー
※:共用部としてキッチン、ランドリー、冷蔵庫、調理器具、カトラリー、電子レンジ、オーブントース ター等を用意しています。
■今後の展開 〜Temple Hotelは2020年中に30拠点を目指します〜
日本に77,000以上存在するお寺。その内の30%以上が檀家減少を主な理由とした後継者不足に直面して おり、今後消滅していくことが予測されています※。現在、社寺の持つ観光資源・空間資源・地域の資源 を最大限に活用し、檀家に代わる新たなファンやコミュニティを形成することが全国の寺院に求められて いるとシェアウィングは考えます。
課題や状況の異なるお寺に対して最適な方法で再生または新規事業創出することで、いち早く事業を全国 展開できるよう「社員在中運営タイプ」「地元パートナー提携運営タイプ」「遠隔運営タイプ」の3タイプ に宿坊の運営タイプを類型化しました。各タイプの運営ノウハウは、「Temple Hotel観音院」を含めた3つ のTemple Hotelの運営で蓄積していきます。
※:2040年までに33%の「お寺」が消滅する? あなたにとって全く無関係ではない迷惑な話 https://news.infoseek.co.jp/article/knuckles_3497/
■関連URL 「Temple Hotel観音院」https://oterastay.com/kannon-in/ 「日限地蔵尊 観音院」 https://www.jizo24.com/
■会社概要 設立:2016年6月 代表取締役シェア社長:雲林院奈央子、佐藤真衣 本社所在地:東京都港区浜松町2-13-12 Rise Well ビル3F 事業内容:お寺に新たな価値を創造し、心と体を整える空間と機会を創出する URL: https://oterastay.com/