正暦寺について

正暦寺

人々の心に
寄り添うお寺
正暦寺

住職の想い

檀信徒であろうと、そうでない人々であろうと、今を生きる方々の心に、今だからこそ必要な何かを示したい。

これが寺に泊まっていただく第一です。積み重ねてきた歴史・教え・手法・絆・想いを余すところなく使い、ひとりひとりの明日へのエネルギー・心のスイッチ・自己肯定感、等々に代えていく手伝いをしたい。それこそが、私の、正暦寺の証です。

正暦寺住職 玉川弘信

歴史

天慶5年(942)に空也上人が観音様を彫られお祀りしたのがそもそもの始まりとされ、寺号は正暦2年(991)、雨乞祈願の効験によって一条天皇より当時の年号が賜与されたものです。

歴代綾部藩主も当寺を祈願寺として厚く外護したと伝えられています。現在の諸堂の多くは(本堂・山門・庫裏・鎮守堂)は、約190年前に湛信上人によって建てられたものです。

正暦寺がこの地に移り数百年。藩主・檀信徒を始め、時代時代の人々に守られ、地域の要として今に至りました。

現在でも、大護摩供法要・施餓鬼・彼岸法要などの宗教行事のみならず、短歌や御詠歌・食事会などの常設の集まり、婦人会主催の「萩まつり」や青壮年部主催100人三世代BBQ大会「夏まつり」、プロレス・ファッションショー等々、人々の居場所となるべく、信仰心にとらわれない活動を展開しています。

自然

眼下に由良川を望み山々に囲まれた風光明媚の境内には、樹齢600年のケヤキが鎮座し、様々な花々が季節を感じさせてくれます。

裏山にあたる竹林では、風の音や鳥の声・川のせせらぎをお楽しみください。季節によっては、タケノコや椎茸・柚子・山椒・梅・花梨などを収穫することもでき、夜には田舎ならではの降り注ぐ星空も見ることができます。

文化財

長い歴史をもつ正暦寺には、たくさんの文化財があります。

府指定名勝の庭園や、千手観音像(市指定文化財)、涅槃図(重要文化財)や九鬼家ゆかりの駕籠など、1000年以上の歴史をご覧いただけます。

御朱印

もっと多くの方々へ広くメッセージを伝えたく、2018年秋から地元黒谷和紙を使用し、ちょっとした絵を描いて御朱印をリニューアルしました。

遠方の方・足の不自由な方にも手にしていただくために、郵送も取り入れました。宿泊の方でご希望の方には、オリジナル御朱印の作成もプログラムとして入れさせていただいています。